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劇場王から守護神へ
永川抑え渡さん!制球安定へフォーム改良−日刊スポーツ
昨シーズン中、度重なる「自滅」で14回の救援失敗と
とうに「抑え失格」の烙印押されてもおかしくない中で、
ブラウン監督は「抑えは彼しかいない」と繰り返してました。
「彼しかいない」という意味合いを考えるに
絶対的な信頼感からくる「彼しかいない」ではなく、
どうも「他に任せられる投手がいない」という状況から
使わざるを得なかったのが本当のところで、
その結果が「球団新の31セーブ」につながったものの、
契約更改でも現状維持止まり・・・
しかも前代未聞の「四死球出さない」インセンティブ付き。
今季もブラウン監督は「レギュラーは白紙」と言いつつも、
どうも「抑えは彼しかいない」とほぼ当確圏内のようなので、
実際、抑えとしてどうなのか?比較をしてみました。
【クローザー比較】
| 投球回数 | 奪三振率 | 与四死球率 | 被安打率 | 年俸(億) |
永川06 | 70 2/3 | 1.35 | 3.08 | 0.77 | 0.8 |
永川07 | 61 2/3 | 1.36 | 5.15 | 0.98 | 0.8 |
岩瀬 | 59 | 1.00 | 1.37 | 1.05 | 4.3 |
上原 | 62 | 1.21 | 0.73 | 0.90 | 4.0 |
藤川 | 83 | 1.49 | 2.06 | 0.71 | 保留 |
クルーン | 42 1/3 | 1.76 | 3.63 | 1.05 | 3.0 |
馬原 | 67 1/3 | 1.15 | 2.68 | 0.88 | 1.5 |
MICHEAL | 58 1/3 | 1.00 | 2.79 | 0.88 | 1.5 |
こうやって比較してみると、
真っ先に目に付くのは、やはり「与四死球率」の高さで、
クルーン投手と比べてもかなりの差が出ています。
あと、表には載せられなかったものの、
断然多かったのが「暴投数」です。
いくら「フォークを使う」とはいえ、他の投手も投げますので、
キャッチャーの責任加味しても、いい訳にはなりません。
一方で「奪三振率」と「被安打率」を見ると、
それほど他の投手と比べ劣っている訳ではありません。
あと、目立つといえば「年俸の低さ」でしょうか。
最近は抑えの重要性が認知された事に伴い、
年俸が高騰しつつある状況のため、
データ揃った抑え投手の中で唯一1億円未満と
年俸面から見れば「よく働いてる」といえます。
結局、簡単に歩かせて、力んで暴投投げてピンチを広げる・・・
データからも「制球面」が課題なのは明らかです。
課題は制球面に絞れたものの、
問題は「フォーム改造で何を失うのか?」だと思います。
元々「細かいコントロール」が無い永川投手が、
ちょっと制球力良くなった代わりに球威や球速が落ちたのでは、
「フォーク」を見極められ、「打ちごろの投手」になりかねません。
できればシュート系の球種を増やすのがいいと思いますが、
変則フォームゆえ「新フォーム固め」に相当時間がかかる
と考えられますので、ちょっと難しいでしょう。
制球重視のあまり、持ち前の「豪快さ」を失う事の無いよう
祈るしかありません。
制球安定のためにフォーム改造に取り組むと共に、
ライバルと目される新戦力の登場がいい刺激となり、
安心感与える真の「守護神」へ脱皮してもらいたいものです。
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